日本列島の地殻運動現況

 

1. 2011年3月11日と、それから


2011年3月11日、僕と次女を乗せた自動車は自宅近くの十字路で信号待ちをしておりました。突然、激しい大地の揺れが起こり、車がゴム鞠の様に弾み、僕たちは大きな地震に遭遇していることを確信しました。十字路の信号待ち場所は左側に民家のブッロク屏があり、倒壊の危険性を察知し、激しい揺れの合間をぬって車を何とか動かし脱出しました。

自宅に帰り着いた直後、激しい揺れの余震が間断なく続き、その後ライフラインは休止し、耐える生活を強いられましたが、福島市民は冷静に対処しており、あらためて日本人の心の奥底に流れる和を大事にする精神は健全とした輝きを保っていると実感しました。

震災から5ヶ月が経過し、毎日数回の余震が続いておりますがこの様な状況の中で、隠蔽されていた原発の耐震性の弱さが明らかになり、福島原発事故は東電、国政の不作為による人災によって発生した大事故と結論が出されていますが、当事者はそれを認めようとせず、必死の居直り作戦を見苦しく展開しています。

M9.0という大地震の破壊力は被災地に大きなダメージを与えましたが、この地震の影響力は太平洋プレート、ユーラシアプレート、北米プレート、フィリッピン海プレートのせめぎ合い均衡によって国土が保たれている日本国の地殻運動に大きな影響をもたらしております。

地震発生予知研究者の共通認識では東日本大震災以後、天変地異が活性化されており、国土や国民の防災対策を速やかに確立する必須の課題を提言しています。

現在、日本国土を支える地殻と、その運動がどの様な状況にあるのか調査を行い、その考察から未来化の行程を探って生きたいと思います。

地殻運動の土台になるプレートテクトニクス理論を理解するため地球の内部構造を学び、プレート運動を生み出すマントルの働きを理解して、日本国土の大地エネルギーを考察していきます。

 

 

 

地球の内部構造



リソスフェア(岩石層)

プレート、地殻を構成する部分で深さは0~100㎞。

不連続面
深さ660㎞、この面を境にして内部に伝わる地震波は速くなる。

マントル
鉄とマグネシウムの珪酸塩が主な構成鉱物となっている。
地球内部の大半を占める層で岩流圏も含まれている。
マントルはガラスの様な性質を持ち、高温では液体状低温になると個体の様になり、高温の水も含まれる。

コア(外核、液体状)
深さ2900~5120㎞
外核は大部分の成分が鉄であり、内核ほど圧搾圧が大きくなく、4000~6000度の温度で液状になっている。純粋な鉄より比重が小さく軽いので、酸化鉄のかたちであると考えられている。高温下で圧搾圧もあり、含まれる水は粘性を増しながら大量に含まれる。
※ 水が海洋を形成して星に保持される地球は、特殊環境の惑星で、惑星地表面を覆い存在できる海洋の水は一定の保持比率があり、地表面100%に対し水の量は18%程度になっています。

コア(内核、固体状)
深さ5120~6370㎞
6000度以上の高温高圧状態になっているので固体化している。
鉄が主成分で親鉄元素のタングステン、白金、金、鉛が含まれると推察されている。
特殊環境下なので物質を構成する原子の配列が変化する相転移状態になっていると考えられている。水も含まれ固体化している。

大陸地殻
海洋底水深0~10㎞
花崗岩、安山岩が主成分で海洋底の上に積み重なっている。
大陸地殻より重い岩質の玄武岩が主成分。

 

 

2. マントルのエネルギー伝達


6角柱形態が束になって螺旋回転エネルギーを伝導するマントルの図
マントルの層は外核の外から地殻の直下まであり、地球の大部分を構成しています。 .

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概要


地殻をかたちつくる岩石層の直下は、マントル中のアセノフェアという岩流圏です。
マントルの成分は組成が均一で鉄とマグネシウムの珪酸塩が主な構成鉱物(カンラン岩)になっています。岩流圏という形容から脆くて動きやすい脆弱な層がプレートの動きを生み出しています。この性質がマントルを百合科の球根に観られる鱗片層状へ類似させています。

マントルが6角柱形状の流れになる原因は、マントル中に含まれる水の性質によるものです。水は氷の様な固体から地下の深部で圧搾されると、凍土の様な状態も生じます。高温高圧の環境では超臨界水の性質も表れ、地球内部の地下深部情報を6角形態の網目構造とマントルプリューム回転運動(形態束)に託して地表へ伝えています。

マントルの回転エネルギー伝達は螺旋回転しながら、力をプレートに加え動かしていますが、エネルギーの束をカットするとエネルギー流動の断面が表れてきます。その断面はエネルギー対流がプレート側から観ると、右回転系の同心円構造となりマントル自身の動きは左回転系に転換しています。

このプレート、マントル相互の関係は自然界の普遍性一貫でありマントルエネルギー情報の発信、プレートのマントルからのエネルギー情報の受信というアナログ自然界の相関関係を構築しています。対流を表す同心円断面は、中心に近い断面はゆっくりで、外側になるほど高速になります(回転セル断面)。温度分布は対流中心ほど高温で外側セルに向かいながら低温になり地球中心核に近い深さは温度が高く、地表に近くなるとマントルは冷えて固くなるので、プレートへ変化します。

地下深部から地表へ向かう大規模な流れをマントルプリュームと呼びマントル上昇が継続され体積増加したプレートは、自身の重さを支えきれなくなり再びマントル中へリターンが始まります。この現象の大規模なものをコールドプリュームと呼びます。コールドプリュームは海底中に聳える海嶺の崩壊を招きながら深い谷を刻み、7000~10000㍍に達する深度の海溝へプレートが落下していきます。

マントルプリューム運動に従い、プレートの移動が発生すると説明してきましたが、陸地地殻の構成に関連するプレートの回転軸特定は相対する二つのプレート上の顕著な地点を定め、相対運動の大きさを観測データから求めて算出すると回転軸を特定できます。回転軸が解り世界のプレート運動のデータから知られた日本付近のプレートは、太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートがあります。 地質調査や観測が更に進展してオホーツク(北米)プレートが明らかになり、北海道と東日本はオホーツクプレート上の島で西日本、四国、九州はユーラシアプレート上にのる島になっており日本列島はマントル回転セル外周部に位置する島々の組み合わせで造られた国土になっています。

伊豆半島はフィリピン海プレートにのった島で、プレート移動で東日本に合体しています。 オホーツクプレート、ユーラシアプレートの動きは東日本と西日本を合体させ、繋ぎ合わさった箇所がフォッサマグナで、その延長はオホーツクプレートの境界線になる相模トラフやユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界線になる南海トラフへ繋がっています。東日本と繋ぎ合わさった西日本はその後、四国と九州が分離し現在の日本列島が最終の姿で形成されました。

現在、観測データから算出されているプレート運動は、年間で3~5㌢の移動距離を生じさせるとなっていますが、東日本大震災が引き金になり地殻運動が高速化へ向かうと推察される今後に於いて東日本、西日本のリターン兆候を現す陸地移動も、次第にその輪郭を鮮明にするものと洞察されます。

 

 

 

3. 海洋地図にある地形の地殻歪みエネルギー表示一覧


地殻歪みエネルギー蓄積は数値で表し、マイナスの数値が高くなるほどその場所の地殻歪みエネルギー量は増大します。マイナスの数値が100を超えると地震発生の危険性が高くなります。今回の報告はプレート運動で海底地形がどの方向に動いているかその方位も表示しています。

HPにアップした海洋地図画像は解像度が高くありませんから報告されたデータをプロットするため、昭文社刊の日本海洋地図価格800円の購入をお勧めします。

地球に存在する知的生命体の意識変化をもたらす、次元上昇時期に於いて地球意識・ガイアがどの様な決断で新時代を迎えようとしているのか、表示されたデータを熟慮し個々の立場に相応しい結論をまとめて頂ければ幸いです。 .

 

北海道・日高舟状海盆周辺


北海道・日高舟状海盆周辺
測定地エネルギー値プレート移動方向測定地エネルギー値プレート移動方向
拓洋第一海山-110南東方向へ襟裳海底谷-100南東方向へ
凌風第二海山-110南東へ日高舟状海盆-70南東へ
襟裳海山-100南東へ南広尾海脚-100南東へ
小川原海底谷-60東へ広尾海脚-100南東へ
尻屋海脚-60東へ広尾海底谷-105南東へ
恵山海丘-80南東へ釧路海底谷-110南東へ
襟裳堆-90南東へ

 


 

日本海溝周辺、フィリピン海プレート周辺、 相模トラフ周辺


日本海溝周辺(東日本大地震発生箇所を含む)
測定地エネルギー値プレート移動方向測定地エネルギー値プレート移動方向
第四鹿島海山-20北東方向へ凌風海山±0東方向へ
第三鹿島海山-30北東へ日本海溝最深部
8058㍍
+160移動なし
第二鹿島海山-30北東へ第五鹿島海山±0北東へ
第一鹿島海山-35北東へ任弘海山±0南東へ
拓洋第三海山±0東へ茂木海山-10南へ
拓洋第二海山±0東へ片貝海底谷-60東へ
一明海山±0東へ鴨川海底谷-60東へ
磐城海山-20東へ房総海底谷-60南東へ
望星海山-10東へ東京湾海底-60東へ

 

フィリピン海プレート周辺
測定地エネルギー値プレート移動方向測定地エネルギー値プレート移動方向
御蔵海底谷-60南方向へ大室ダシ-50南東へ
鹿島灘海底-60南東へ
相模トラフ周辺
測定地エネルギー値プレート移動方向測定地エネルギー値プレート移動方向
相模湾海底-75南東方向へ金洲ノ瀬-90南方向へ
駿河湾海底-90南へ銭洲海底谷-80南へ
駿河舟状海盆-90南へ

 


 

南海トラフ周辺


南海トラフ周辺
測定地エネルギー値プレート移動方向測定地エネルギー値プレート移動方向
遠州沖海山-90南西方向へ三河湾海底-60北方向へ
駒橋第三海山-90南西へ熊野灘-90北へ
紀伊海山-60西へ第四志摩海丘-95北へ
天竜海底谷-95西へ伊勢湾海底-65北へ
第三志摩海丘-95西へ大阪湾海底-90北へ

 

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2011.8.27 「日本列島の地殻運動現況」より( 旧自然生活館HP )

 

 


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