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ドゴン族の宇宙神話
ドゴン族の祭りに使われる22のトーテムは螺旋状に動く星々世界を支える大地に立ち、アンマが創造した天空に見える星(天の川銀河)や見えない星の群れ(潜象の銀河)など創造の顕現に助力したノンモを供養するものとされています。
南天の南十字星と北天の北極十字星を軸にした星の日周運動は、アンマの胎にある266の記号をベースにした星の運動を表しており、南十字星と北極星は、星の運動をコピーしてまとめ上げる起点の星として祭壇の石に描かれています。
不条理が多々のオゴに対しアンマは、彼を四足動物の様に動くよう強制しました。
オゴは名を失って「青い狐」(vulpes pallidus)と呼ばれるようになりました。
ドゴンの神話に登場する青い狐は、生活を支える農耕に関連する暦に現れており、確立された秩序を混乱させようと画策しますがその事が吉に転じて幸を招き、二つの天体系の実相(太陽とシリウス)をドゴンに教えてくれる大事な動物として祭壇のトンイに記されています。
アンマが創った太陽系の惑星は水星、金星、地球、火星、木星と4つの衛星が記載されています。
生活に恵みを与え大地に近いものとして太陽は一つの軸を構成し、もう一つの軸は遠くにあるシリウスです。
シリウス星系は宇宙の監督者であるノンモ(類人の始祖)を生み出した胎盤と言う意味があり、軸に含まれるのはオリオンの星、シリウスB(フォニオの星)、女のもろこしの星(シリウスC)、女のもろこしの惑星(ニャン・トロ)です。
フォニオの星は素早く芽を出す種子の胚芽に見立てられ、アンマが創造する最初の星として生まれたので、後続の星や世界の全てのものを蓄える倉としての役割がありました。
倉の様に地味でありながら目立たず全てを内包するフォニオの星は、世界の軸として存在し小さな身体で重責を担う為、非常に重い星(多種類の元素で形成される白色矮星)です。
女のもろこしの星は女性原理が優勢であるため、女性数の4本の光線を放っています。
フォニオの星の思いをくみ取ってシリウスAに伝えるため、シリウス星系の連星としてシリウスAの周りを公転しています。
天津神界、国津神界の神々がシリウスB、ニャン・トロに転生し太陽系に関わることが多いため、太陽と地球はシリウス進化システムに帰属しています。
シリウス進化システムの天津神界、国津神界で、地球次元に関わりの深い神々はアバターやハイアラーキーとして地球次元に転生し、意識化や霊導を行っています。
ドゴンの宇宙哲学は霊性科学の再出発を促す、古代宇宙文明の叡智が凝縮しておりシリウス進化システムのルーツになる創造主の実際を知る事ができる貴重な書籍です。
冬の星座を代表するオリオン座
二つの一等星と三つ星があるオリオン座は冬の星座の代表です。
三つ星の下に見えるオリオンの大星雲は目視できる程明るく、星の形成に必要な元素が豊富にあるので、ハッブル望遠鏡の大星雲詳細画像では誕生間近の星たちが確認できます。
Hαの赤い色彩光を持つ星間物質が豊富にあり、色彩豊かな星座になっています。
参考文献
書籍 青い狐・ドゴンの宇宙哲学 せりか書房刊
シャンティフーラ 天界の改革編
ウイキペディア 地球生命史 ギザのピラミッド
コーリーグッド 重力と時間編
添付天体写真
HKIR改造カメラ EOS Kiss X7
キャノン F1.8 50mレンズ F3.5 光害カットフィルター装着
ISO 1600 露出150秒 9枚撮影(コンパクト赤道儀使用)
フォトショップCC 2020 ライトルーム 2020で画像編集
完
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