ピーテル・ブリューゲル2世 野外での婚礼の踊り 1610年頃 Private Collection
福島県郡山市の美術館でブリューゲル展を鑑賞しました。
初めて訪れた落葉樹の森にある郡山市立美術館は、建築家が造り出した傑作と言えるパワースポット地に立地する二階建ての明るいモダンな建物です。
2019年1/11~3/11の期間でブリューゲル展が郡山市立美術館で開催されており、3/14に鑑賞者3万人を達成する人気を博しています。
絵画の好きな人から郡山美術館の良さを紹介され、雰囲気の良い美術館を訪れました。
郡山市立美術館の外観。無骨な石畳の眺め。
緩い傾斜の森を落葉樹で形成し、陽光が注ぐ美術館の広大な庭は、大きな削り出しの花崗岩ブロックが全面に敷き詰められていました。岩の厚みに変化を付けることでた石畳は傾斜、段差のアクセントが施され、花崗岩の豊かな高電位がパワースポットを支えていました。
ヤン・ブリューゲル1世、ヤン・ブリューゲル2世
机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇 1615-1620年頃 Private Collection
今回の展覧会は16、17世紀のフランドル絵画を代表するBrueghel(ブリューゲル)画家一族150年の系譜を展示展では油彩、版画、素画の約100点の出品作によって紹介しています。
作品を鑑賞した皆さんがアンケートでベスト3の出品作を選出しており、選ばれた絵画の基調は婚礼の踊りを皆で楽しむ農民のコミカルなアニメ風タッチや、額装すると魅力が引き立つ静物画のチューリップと薔薇、絵を見ると食べたくなる様な緻密仕上げの果物静物がある風景画は僕も納得する作品でした。自然界に惹かれた作者の観察眼の豊かさは、蝶、カブトムシ、蛾の習作で実感しました。
アブラハム・ブリューゲル 果物の静物がある風景 1670年 Private Collection
高波動の美術館で見るブリューゲル展は、心地良い温もりに包まれおり充実の一日を楽しむ事ができました。
参照
郡山市立美術館
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