【自然生活館の写真編集】Lightroomの使い方


カメラのイラストの写真

こんにちは。いつも自然生活館をご利用いただきありがとうございます。本日は当館のHPを作る上で欠かせない写真編集ソフトLightroomを、写真を撮るすべての人に向け紹介します。
 

自然生活館とLightroom

自然生活館で使われる写真は一眼レフやiPhoneで撮影、写真編集をしてサイトに投稿しています。以前までは同じAdobeのPhotoshopを使い編集していましたが、ここ数年はLightroomに移行しました。
理由は操作が簡単だからです。
そして、どんな人でも操作できると断言できます。

Lightroomは何でしょう?


Lightroomとはどんなものでしょうか?公式サイトに説明がありました。

その写真を特別な一枚に

Lightroomは、プロも使用する高品質な写真編集アプリです。スマートフォンやタブレット、パソコンでも利用でき、写真の明るさや色を思いのままに調整して、普段の一枚を特別な一枚に仕上げることができます。​

Adobeより


Lightroomでは写真編集の他に画像をクラウド(ネット経由で利用者ににサービスを提供する形態)で共有する機能がついています。たとえパソコンでその写真を編集しても同じアカウント(ソフトウェアにログインする時の名前)であれば、別の保有パソコン、タブレットやスマートフォンに自動的に同期されます。つまり、どのデバイスで編集をしても、いつでもどこからでも最新の状態を共有できるのです。

 

 

Lightroomの編集機能

編集前と編集後の写真を比べてみてください。

 

編集前

 

編集後

猪苗代湖


写真編集前の方が画質が悪く見えます。編集後は質感が滑らかに変わりました。以下はあくまで自然生活館流の行程になりますが、参考程度にどうぞ。

 

この写真の編集手順


まずはLightroomを開き写真を読み込みます。


 

作業のながれ

①「効果」を使い写真をくっきりさせる

②「ライト」を使い光量を調節する

③「ディティール」を使いノイズを少なくする

番外編 ④「ジオメトリ」を使い写真の角度を直す

①「効果」を使い写真をくっきりさせる

編集のはじめは「効果」ツールをよく使います。この写真はiPhoneで撮影したので一眼レフのような鋭い表現ができません。

まずは「明瞭度」「かすみの除去」のバーを動かし、写真の対象物をくっきりさせます。

「かすみの除去」をすると写真の濃度や明度が一時的に濃く暗くなります。はじめにこの操作をすることで次の手順である「ライト」を何回も調整する手間を省きます。

②「ライト」を使い光量を調節する

次に一番上の欄の「ライト」ツールを自分の感覚を信じて動かします。

この写真では「露光量」「コントラスト」「白レベル」を軽減、「ハイライト」「シャドウ」「黒レベル」を明るくしました。

影の部分が明るくなり編集前のコントラストが強い印象が軽減されました。

③「ディティール」を使いノイズを少なくする

最後にディティールです。編集前の写真の青空がISO感度が高いためノイズがかかっています。この状態はイマイチなので「ディティール」を使いました。「ノイズ軽減」バーを動かし写真のテクスチャを弱めました。スマートフォンの写真が一眼レフで撮ったような滑らかな質感に変わりました。

以上で完成です!

 

④「ジオメトリ」を使い写真の角度を直す

上の写真は特に構図をいじる必要がなさそうなので割愛しましたが、「ジオメトリ」というツールを使うと写真の歪みや水平を遠近法に沿った見え方に修正できます。

この機能では実際の見え方より傾いて写った写真を元の見え方に直したり、ブツ撮りをした際などレンズの特性上どうしても広角になる湾曲した写りなどに手を加えることができます。

仕上がりは下の画像のようになります。 対象を上から写したので、立方体の電源器の縦の辺が内側にすぼまっています。ジオメトリの「垂直」バーを動かして、※パースを垂直に直し電源器のビジュアルを見る人に分かりやすく伝えます。

※パースペクティブ(perspective)の日本語での略称。遠近法、遠近図法のこと。(引用元)Wikipedia

パースや角度が修正され写真の違和感がなくなりました。

 

Lightroom CCとPhotoshop CCの違い

LightroomとPhotoshopのどちらを使えばいいでしょうか?どちらのソフトも写真を編集するのに適していますが、写真のみを手軽に編集したいのならばLightroomでしょう。

Photoshopではレタッチ、デザイン、レイアウト、商業用の印刷データの作成などたくさんの編集以外の機能が搭載されています。たとえば星景写真の「コンポジット」のような操作をする場合はPhotoshopの「レイヤー」を使い完成させます。

Lightroomがシンプル・感覚的にアプローチできるソフトなら、Photoshopは多様な機能を使い作品作りをする一歩踏み込んだソフトと言ます。

自然生活館ではLightroom、Photoshopの両方が使える「Creative Cloudフォトプラン」を契約しています。1,058円/月なのでとても良心的だと思います!

 

この記事の参考にした図書など

Adobe Photoshop Lightroom公式ページ
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html
 
イチからわかるLightroom&Photoshop (Gakken Camera Mook)

イチからわかるLightroom&Photoshop
(Gakken Camera Mook)

 

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